災害時のための発電機の確認運転

災害の停電に備えて購入した発電機

東北の大震災後に購入した発電機です。11年前の震災では関東も大きな被害が発生して、横須賀では計画停電も実施されました。 そこで、停電になっても最低限の電源確保のため、この発電機を購入しました。停電になった場合、冷蔵庫、テレビ、スマホ充電のための電気を供給するつもりです。

定期的に運転しています

ガソリンで動く発電機は、定期的に動かして状態を維持する必要があります。手間がかかりますが、長期間放っておくと、中に溜まっているガソリンが傷んで動かなくなります。私は4~6か月に一度ずつ定期的に運転するようにしていて、前回動かしたのが5月1日だから、あっという間に6か月が経ちました。倉庫の奥にしまってあった発電機を出して、電源コードも準備しました。

毎回、取説で手順を確認しています

発電機の始動方法は解っていても、久しぶりの作業なので取扱説明書で確認しながらやることにしています。 自衛隊でヘリコプターのエンジンを始動してフライトする時「チェック オフ リスト」に記載されている点検項目を副操縦士がひとつひとつ読み上げて、機長が操作をしていました。操作の手順は全部暗記していますが、間違いの無いようにこのように確認しながら実施するのです。発電機の始動方法も解っているけれど、パイロットの習慣で取説を見て確認する癖がついています。

ガソリンを補給

ガソリンは携行缶に保管しているので、それを使います。

取説どおりに始動のためのつまみを「ON」の位置にして、スターターロープを何回か引っ張ると、エンジンが始動しました。

屋内で動かすので換気が必要

発電機は近所への騒音を配慮して倉庫内を片付けて、そこで動かしています。そのため、倉庫の換気扇を必ず回すようにします。普段はタイマーで家庭内の電源から電気を流して換気扇を回していますが、停電時は家庭内電源が使えずタイマーや換気扇も動きません。そのため発電機からの電力で換気扇を回すように、換気扇の電源コードを発電機からのコードに接続しました。毎回この作業をやって習慣ずけていれば災害時、少々あわてていても換気扇が停止している中で発電機を動かすような失態は避けられると思います。

負荷をかけて運転します

発電機を作動中はガレージ内の照明やオーディオ作動も発電機へのコードに繋ぎ換えて「負荷」としています。この状態で20~30分回して運転を終了します。

後片付け

運転が終了したら、発電機内のガソリンを抜き取ります。また、携行缶に戻しました。携行缶のガソリンはバイクに使用して、最低でも半年内で新しいガソリンに入れ替えるようにしています。

運転後は、日付を記入して次の試運転の目安にしています。購入して11年になりますが調子よく動いてくれています。災害時の電力確保目的で買った発電機で、私はアウトドア派では無いから車に積んで行って野外で使うこともありません。 この11年間、大きな災害が無くこの発電機が活躍しなかったことは、喜ばしい事なんですね。 ではまた

横須賀の風景

11月3日の文化の日、浦賀の港の対岸に満艦飾に旗を掲げた護衛艦が停泊していました。

海上自衛隊に所属する多用途支援艦「えんしゅう」(AMS-4305)です。2008年2月20日に就役し横須賀警備隊に所属しています。浦賀ドッグが可動していた頃はしょっちゅう護衛艦が停泊していて、ここで建造された護衛艦もありましたが、最近は護衛艦を見かけることがほとんどなくなりました。旗を満艦飾にして「文化の日」を祝っていました。

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