久しぶりに大型バイクでフェリーに乗って館山へ行ってきました

東京湾フェリーは1隻で運行中でした

2隻あるフェリーのうち、しらはま丸は舵の修理をしていました。8月2日に検査を受けて安全確認ができたのですが、運航再開は8月10日からでした。私が館山へ行ったのは7日なので、まだBダイヤで運行していました。朝1番のフェリーで千葉県に渡り、1315のフェリーで帰ってくる計画にしました。

出航の40分前には港に到着しました。まだフェリーの入り口扉は閉まっています。

すでに数台の4輪が来ていましたが、オートバイは私が1番です。

早朝のフェリー港に海鳥がいました。カモメだと思っていましたが、帰宅後ネットで調べたらウミネコでした。外見上の一番の特徴は、カモメのくちばしが黄色一色であるのに対し、ウミネコは黄色いくちばしの先端に黒帯と赤班があることだそうです。まさにウミネコの特徴が確認できました。

乗船しました

朝1番の千葉県行きには観光客がまばらですが、大勢のゴルフ客が乗り込みました。みなさん、フェリーを使えば行きやすい千葉県のゴルフ場へ行って遊ぶんですね。　2階の船内です。私は持参したパンと缶コーヒーで軽くお腹を満たしました。

2階の上の甲板に出てみました。私はジーパンとバイクウエアのメッシュジャンという恰好です。暑いのでフェリーの中ではメッシュジャンを脱いでくつろぎました。

片道40分の船旅です。　千葉県の金谷港に近づいてきました。

下船後バイクで館山を目指しました

フェリーを下船すると、一路館山を目指しました。朝食を食べる予定の館山駅前にある中村パン店は8時営業開始です。　少し早いので、手前にある崖の観音に立ち寄りました。

崖観音で知られるこの寺は、大福寺と称し、真言宗智山派に属する寺院です。
境内の船形山の中腹に建つ朱塗りの観音堂は「崖の観音」と呼ばれ、地元民や近隣の人たちから信心され参拝されています。駐車場にバイクを停め、階段を駆け上って観音堂を目指しました。

観音堂に着きました

速足で駆け上がると5分足らずで観音堂に着きました。朱塗りの綺麗なお堂で天井にはたくさんの絵が描かれています。お賽銭を入れて今日の交通安全を祈願しました。

お堂の欄干からは館山湾が一望できます。館山湾の通称は鏡ヶ浦です。まるい形をしたこの湾が、対岸の富士山を映し出すほど平らで波静かなことから、まるで鏡のようだと名付けられました。護衛艦が停泊していました。もがみ型護衛艦の2番艦「くまの」です。高ステルス化の追求により、とっても特徴的な外観をしていますね。

思い出が詰まった館山航空基地

対岸には海上自衛隊館山航空基地の格納庫が見えます。私は第10１航空隊、第121航空隊、砕氷艦しらせ飛行科、そして第21航空群司令部など、この基地に所在していた多くの部隊で勤務したから　とっても懐かしい場所です。

館山駅前の中村屋パン店には、8時の開店時刻に到着しました。

バイクを駐車場に入れて2階のカフェに行くと、すでに数人の客が私より早く席に着ていました。皆さん常連の方のようです。

館山に来たら必ず立ち寄るお店です

私は定番のモーニング418円とクリームあんみつのハーフ318円を注文しました。税金73円を入れても、合計809円という安さです。物価高の昨今、このボリュームで1000円以下とは驚きです。厚切りのトースト、ゆで卵、サラダ、それにあんみつでお腹がいっぱいになりました。

今回1番の目的の墓参りに来ました

中パンでお腹を満たした後は花を買ってから、妻のご両親が眠るお寺に来ました。一番良いポジションに駐車しているベンツは住職の車です。親子でやっている寺の住職は、二人ともベンツ愛好家です。　今回の一番の目的である墓参りでシッカリ、心を込めて祈りました。

ツーリングも楽しみました

今日の計画は、帰りのフェリー乗り場に1145到着して、近くのレストラン「フィッシュ」で海鮮丼を食べた後、売店で土産を購入して1315発のフェリーて横須賀に戻ります。1145までは2時間近くあったので、遠回りをしてフラワーラインを走り、白浜の灯台近くまで行ってから館山経由で港に向かいました。車が少ない道路を快調に走りました。気温は35度近いのですがメッシュジャンを着ているから、風が体を吹き抜けて気持ち良い走りが出来ました。このNT1100は高温になったエンジンの熱が脚や太ももに直接当たらないように考慮された造りになっています。2年前まで乗っていたCB1300SBでは、真夏の暑さに閉口しましたが、さすがに先進の技術ですね。