小物入れのべたつきを解消しました

表面がべたつきます

神事で祭礼衣装を着た時に使う小物入れです。塗装後べたつくようになりました。べたつく理由は、小物入れの素材に含まれる可塑剤(かそざい)という柔軟性を与える材料と、私が塗装に使った塗料が合わないことで生じるべたつきだと判明しました。別の塗料で再塗装しても、まだべたつきが残っています。

塗った塗料を剥がすことにしました

別の方法でべたつきを解消しようと考えました。塗った塗料を全部剥がして、べたつきが生じないと考えられる塗料で塗装することにしました。模型工作用のシンナーを使って拭き取ってみます。

シンナーの臭いが強烈で、ガレージ内で扉を全開にして作業をしても臭いがこもります。駐車場にテーブルを出してやることにしました。布にシンナーを含ませて、塗料を擦り取りました。もともとの黒色が現れました。手が汚れるので使い捨てのビニール手袋をはめて作業をしました。

塗装を剥がすのは、かなり大変です

小物入れの両面に塗料を重ね塗りしています。 110MLのシンナーを使いきって、やっと小物入れの両面に塗ってあった塗料をふき取りました。

新しく塗装するのに使う塗料を見つけました

塗り直しに使う塗料を決めました。息子が学生の時に使っていたと思われるポスターカラーのような塗料です。水性ですが、乾くと水に溶けずアクリル性と記載されていました。多色ですが、それぞれの色は小さなチューブに入っていて少量です。使える用途が見つからずしまいっぱなしにしていました。 模型で使用しているタミヤのアクリル製シンナーで溶いてみたら相性が良いので、このシンナーを溶剤として使います。

使いたい茶色が少量しか残っていないようだから、他の色を混ぜて調合しながら塗ってみます。

小物入れを塗ってみました。袴の茶色よりだいぶ明るい色になってしまいましたが、乾いたら重ね塗りするので、気にせずに全体を塗装しました。

最初に塗った塗料が乾いてから、もっと濃い茶色に調合して重ね塗りしました。

べたつきません

両面を塗装したので、吊るして乾かしました。この塗料はつや消しなので、袴と良く合うと思います。 このあと数日しても全くべたつくことはありません。思い切って前の塗装を剥がしてから、再塗装したのが良かったです。 来年の祭礼まで出番がありませんが、楽しみです。ではまた

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