生活空間の2階に設置した冷蔵庫です
2階の狭いフロアに設置するので、以前の冷蔵庫と同じように幅が54㎝の冷蔵庫です。ただし背の高さは以前使っていた冷蔵庫が150㎝だったのに対して、今回購入した冷蔵庫は180㎝になりました。冷蔵室、野菜室、冷凍室などすべての区画の容量がアップして、妻と私の二人暮らしの我が家には余裕の大きさです。
背が高いので地震で転倒する恐れが高まりました。そこで耐震対策をすることにします。
冷蔵庫をじっくりと見てみました
後ろの壁と冷蔵庫を針金などで繋いで、転倒防止対策ができないかを確認しました。すると、冷蔵庫の天井後部に針金を通せるパーツが取り付けてありました。
取扱説明書をよく確認してみると、このパーツは耐震対策のために取り付けてある物だということが判りました。とっても便利にできているなと感心しました。 しかし取扱説明書に書いてある別売のベルトを購入しても、我が家の壁は石膏ボートでできているから、この図のように真後ろの壁の位置にベルトを固定できるか解りません。 DIYで自作することにしました。
冷蔵庫の後ろの壁の状態を確かめます
この「ONE-PUSH」という道具は壁の内側が膏ボードだけなのか、それとも石膏ボードの内側に補強のための木の板があるのかを確かめるためのセンサーです。この道具を壁に突き刺すと、針が出ます。石膏ボードだけの壁なら針が突き抜けますが、その内側に補強のための木の板があれば針はそこで止まるという仕組みです。
「ONE-PUSH」で壁の中の木がある場所を探しました。
補強の板がある位置を特定したので、大きめのフックをその位置にねじ込んで冷蔵庫と針金で繋ぎました。冷蔵庫の下を掃除する時などは、簡単に針金を外して冷蔵庫を動かせるように工夫しました。
反対側の壁の中には、鉄の支柱が通っていました。この家はセキスイハウスの鉄骨住宅なんです。 この部分にはフックを取り付けることが出来ません。
苦肉の策として、鉄骨の支柱をかわした位置に壁を貫通して針金を通しました。こちらも針金は簡単に外せる工夫をしています。
耐震対策が完了しました
冷蔵庫の背面の壁を利用して耐震対策をすることができました。この家を建てる前から関東に大震災がいつ発生してもおかしくないと報道され続けていたから、地震に強い鉄骨住宅を建てました。 全国各地で大地震が発生しているのに、横須賀では私が生まれてから一度も大地震に見舞われていません。平穏に生活できていることに感謝するとともに、ずっと大地震が起きていない不気味さも感じます。耐震対策は重要さを増していると感じました。ではまた
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