地元の神社です

横須賀市の鴨居港に隣接する「鴨居神社」です。 社伝には、養和元年(1181)に創建と説明されています。我が家とも深い繋がりがあり、親父は町内会で氏子の総代を務めていたし、子供たちの初節句などの祝い事でもお世話になりました。私も昨年4月から町内会で氏子の総代を拝命して祭礼などの行事に参加しています。
氏子総代が中心となって12日に組み込みました

この写真は「 齋燈(さいと)」当日の朝の様子です。鴨居神社正面の海岸に門松やしめ縄などの正月飾りや前年のお札、お守り、破魔矢、縁起物などが、円錐状に美しく組み込ました。
15日の8時に点火されました

「 齋燈」は15日朝8時から始まりました。 鴨居神社宮司の後から、神社内で採火された火を持った氏子総代の代表が神社から出てまいりました。道路を渡って浜に降りて行きます。

各町内の氏子総代が並んで迎え、宮司が祝詞(のりと)を上げます。間もなく点火です。

まず正面に点火され、その後に氏子総代の代表が 齋燈の周囲を回りながら点火していきました。

当日は徐々に海からの風が強まりました。火は瞬く間に勢いを増していきます。平日にもかかわらず浜には「 齋燈」 を一目見ようと、大勢の人々が集まりました。 かつて日本では、月の満ち欠けを1ヶ月の基準としていて、人々は満月となる旧暦の1月15日に当たる日を”1年の始まり”である正月として祝っていたそうです。
お神酒です

浜ではお神酒がふるまわれました。大勢の人が、お神酒を飲んで神様からのご利益をいただこうと集まってきました。

風がますます強くなってきました。火の勢いは物凄く、みるみるうちに高く組まれた齋燈は崩れ落ちました。

いつもであれば全てが灰になるまで燃やしてから、灰を浜に埋めるそうです。ところが海方向からの風が強まり、火の粉が道路を超えて民家の方に飛びそうになってきたため、地元消防団に依頼して途中で放水して消火しました。
動画です
今年が穏やかな一年になることを願いつつ、浜を後にしました。ではまた
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