
1月15日 地元横須賀の鴨居神社で齊燈(サイト・どんど焼き)が行われました。

私は昨年4月から氏子総代になり、初めて参加しました。 高く積み上げた齊燈が燃えて崩れ落ち、もうすぐ完全燃焼かと思われましたが、柄の長いクマデで表面をひっかくと、中からまだ燃えていないしめ縄や札が現れます。
市販されている柄の長いクマデ

使っているクマデはこんな立派な物では無くて、総代のどなたかが自作したと思われる品物で、工夫して製作されています。 しかしクマデの刃や柄が太すぎて重かったり、長さが足りなくて燃え残りをかき混ぜるために近づくと顔がメチャ熱さを感じるなど、使っていてもっと改良できないかと感じました。
自作してみることにしました

そこで、自作してみることにしました。どんな物ができるか、試行錯誤です。 まずクマデの刃を取り付けるパーツを作ります。DIYで良く使うブリキ板や冷蔵庫を処分した時の鉄板では薄すぎます。鉄骨の切れ端を使うことにしました。切り出す形を決めて、マジックインキで線を引きました。

グラインダーを使ってパーツを切り出しました。 その前にボルトを通す穴もあけています。肉厚のある鉄骨なので、切り出す時にかなり火花が飛びました。服にも火の粉が飛んだから、燃えやすい服では作業をしない方が良いですね。 近所への騒音を考慮してガレージ内で作業しましたが、周辺に燃えやすい物を置かないように気を付けました。
刃はボルトを使いました

クマデの刃には、少し太めで長さのあるボルトを使いました。後で先端をカットします。

クマデの刃が付いたパーツを取り付ける柄には、鉄の細い支柱を使います。ボルトを使って締めあげると断面が長方形の支柱がつぶれる恐れがあるから、中に丁度良いナットを入れました。

クマデの先端部分が出来上がりました。刃に使ったボルトは先端をグラインダーで斜めにカットしました。

先端の柄は鉄製ですが、つなぐ長い柄は軽量のアルミ製を使用しました。燃えさかる炎から少し離れているから、アルミでも大丈夫と考えています。これで全体の長さは213㎝になりました。これでも長さが足りませんが、完全に作ってしまうと長すぎて持て余すので、つなぐ棒は来年1月の齊燈で使う直前に繋いで長くするつもりです。折りたたみかスライドして長くなる柄など、使うまでに決めて作成します。

来年の齋燈で使う時までは自宅で保管します。クマデの先端部分は錆びないように塗装しました。 ちょうど昔乗ったバイクのマフラー塗装に使った耐熱ペイントが残っていました。600度まで耐えられます。

完成した金属クマデはガレージの軒下に吊り下げました。来年の齊燈で威力を発揮して他の総代達に喜んでもらえると良いのですが・・・ 楽しみです。ではまた
横須賀の風景

県立観音崎公園の早咲きの桜です。蕾がだいぶ膨らんできました。

数輪開花している木もあります。このブログが出る木曜日にはもっと開花しているでしょうね。楽しみです。
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