私が子供の時から使っている時計です

ガレージで時を刻んでいる時計は、昔から我が家にあるゼンマイを巻いて動かす時計です。 親父が亡くなった後倉庫を片付けていたら、隅に置かれていてずっと使われていないこの時計を発見しました。試しにゼンマイを巻いてみたら動き出したので、ガレージの柱に取り付けています。

この時計にはゼンマイが2個あります。左のゼンマイは毎時鐘を鳴らすため、右は時計の動力用です。数年前に右のゼンマイが折れてしまいました。ゼンマイを強く巻こうとすると空回りしてしまいます。
空回りしないように針金で固定しました

そこで、時計を分解せずに手が届く下方から、針金を使ってゼンマイが空回りしないように本体の一部に巻き付けました。これで、あまり強く巻かなければ時計を動かせます。本当は一度ゼンマイを巻くと30日間動く時計ですが、一週間に一度ずつ軽くゼンマイを巻いて動かしました。
ゼンマイが滑るようになりました

ゼンマイの一部を動かないように針金で固定していましたが、最近滑ってしまうようになりました。時計には定期的にスプレーオイルを吹き掛けて潤滑しているのですが、そのオイルがゼンマイにも付着して滑りやすくなっていたようです。
もっとシッカリゼンマイを固定します

そこで、前回修理した時よりゼンマイが滑らないように直そうと考えました。思い切って文字盤を外してみます。まず、時計の針を外します。壁かけ時計を分解した経験からすると、力を強く加えれば引き抜けると考えていました。 しかし抜けないのでよく見ると、先端に小さな部品が付いています。ネジのように半時計周りに力を入れたら外れました。昔の時計はこんなところまで丁寧に作り込まれているんだと解り、感激です。

文字盤は小さなネジ3か所で固定されていました。文字盤を外すと時計の心臓部が現れました。機械式でゼンマイを動力とする時計は小さな歯車でいっぱいです。

ちぎれたゼンマイの先端をロッキングプライヤーで掴んで、ドリルで穴を開けました。今まではちぎれたゼンマイの先端を、本体の一部に針金で縛りつけていただけだったので滑って空回りしましたが、今度はこの穴に針金を通してシッカリ固定します。

針金の縛り方が見た目では汚くなりましたが、シッカリ本体の一部に固定できました。

作業が終わりました。文字盤を取り付ける前にスプレーオイルを心臓部に吹き付けました。まだまだ頑張って動いて欲しいです。

作業が終わりました。ゼンマイを巻いたら動き出しました。前面にあったガラスカバーも無くなってしまった古い時計ですが、これからも正確な時を刻んでくれることでしょう。ではまた
横須賀の風景(ゴジラの足跡が復活しました)

観音崎にある多々良浜(たたらはま)海岸の展望広場がリニューアルのため、昨年末から工事をしていました。

数日前に行ってみると「4月25日リニューアルオープン」の張り紙があり、工事が終わっていました。

昨日行ってみました。綺麗な展望広場に生まれ変わっています。海岸に張り出したバルコニーがお洒落ですが、それより真ん中鎮座している大きな構造物が目を引きます。

横に説明の掲示がありました。昭和29年に第1作の「ゴジラ」が大ヒットした中、昭和33年、観音崎にゴジラの滑り台がこの地に設置されました。その後、老朽化のため昭和48年に撤去されるまで人気の観光スポットとして親しまれました。長年に渡りこの地で愛され続けた「ゴジラ」の誕生70周年を記念して、足跡のモニュメントを設置したそうです。 また人気の観光スポットになると良いですね。
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