東京湾の無人島「猿島」へ行ってきました(2/2)

蒸し暑い島内を先に急ぎました

切通しの向こうにトンネルが見えてきました。島内で一番長いトンネルで、南南西から北北東に伸びています。

トンネル内の壁や天井にはレンガが使用されていました。

ここのれんがは愛知県産の品質の高いれんがが使われているんですね。この猿島のれんがの積みかたはフランス積と呼ばれるものだそうです。

トンネルの左右にはいろいろな施設があります。これは砲台の地下施設です。よく見ると中は階段になっています。

山頂付近にあった司令所や照明所への連絡通路であると説明されています。

高台に来ました

こちらは砲台跡です。

明治時代は東京湾に入ってきた敵艦を迎え撃つためのカノン砲を取り付ける砲台でたしが、その後は空の敵を迎え撃つための高射砲を備え付けるための砲台に変化したんですね。時代とともに、砲台に取り付ける砲の目標とするものが海から空に変わったのが興味深いです。

展望台は立ち入り禁止になっていました

砲台跡から長い階段を上って展望台に来ました。島の中で一番高い場所です。50年前の高校時代に訪れた時には展望台に上がると360度見わたせた記憶がありますが、現在は周囲が背の高い木々で覆われているし、老朽化で立ち入り禁止になっていました。仮面ライダーの中ではショッカーのアジトとして映っていたと思います。

展望台のある広場で、木々の隙間から横須賀方面が展望できました。あいにく視程不良でボーッと霞んで見えます。

展望台の広場から桟橋方面への途中で、ガイドツアーの集団と遭遇しました。年配の男性ガイドが拡声器は使わず、大声で説明をしていました。猛暑の中、ご苦労さんです。

桟橋近くの浜に出ました。「エコ ステーション」の中にはゴミを細かく分別するためのゴミ箱が勢ぞろいしていました。

横須賀市内を望む砂浜です。昔は海水浴ができたようで、対岸の横須賀市内から猿島の海岸にビーチパラソルが並んでいるのを見た記憶があります。 その後新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い海水浴場は閉鎖になり、海岸の侵食が顕著になったことも加わって、海水浴場の開設は見送られているようです。「入水禁止」の立て札が浜辺にたくさん立てられていました。

スタッフが作ったのかな。フォトスポットになるように「SARUSHIMA」の文字が入った看板が横須賀方面を望む浜辺に建てられています。

浜辺のすぐ上はボードデッキになっています。ここではセルフタイマーで記念撮影しました。この時、実は島内を30分歩き回った後で、大汗を掻いていました。ジーンズまで汗で濡れています。うちわを持参したのが大正解です。

通常は1時間おきに運航しているフェリーが、この日は30分毎に運航してくれました。私は9時30分のフェリーで島に向かい、10時45分のフェリーで帰りました。島内には1時間の滞在です。とにかく暑かったから、この滞在時間で十分です。 フェリーを降りてバイクで走り出した時の爽快感は最高でした。

三笠公園横のフェリー売店でお土産を買いました。 このフェリーの運航会社は横須賀軍港巡りの客船も運航しているからか、海上自衛隊のお土産がたくさん置いてありました。私は猿島関連の土産を探して、どら焼きを買いました。帰宅してよく見てみると横須賀老舗和菓子店「さかくら総本店」のどら焼きでした。妻も喜んでくれました。粒あんのどら焼きは小ぶりですが美味しかったです。 ではまた

コメント