航空機の気圧高度計のような時計です

ずっと2階洗面台の上に取り付けている思い出のある時計です。 最近、長針と短針にずれが生じてしまいました。 今は6時ですが、短針が「6」の数字より少し「7」に近い方向になっています。
40年以上前に購入しました

この時計は1984年の「RIMPAC84」に参加した時に購入した、思い出の時計です。
RIMPAC(リムパック)は、アメリカ海軍が主催する世界最大規模の多国間海上軍事演習で、「環太平洋合同演習(Rim of the Pacific Exercise)」の略です。ハワイ周辺海域でほぼ隔年開催され、各国の協力体制強化、海上交通の安全確保、相互理解の促進、そして自国の戦術技量向上などを目的としています。海上自衛隊は、1980年の参加以来、欠かさず参加している非英語圏初の参加国です。(出典:Wikipedia)
私が参加したのは1984年の3回目の参加でした。参加国は5カ国で、艦艇80隻、航空機250機、人員約50,000人以上が参加しました。 海上自衛隊の参加は護衛艦くらま、あさかぜ、さわかぜ、はつゆき、しらゆき、対潜ヘリコプターHSS-2B × 5機、対潜哨戒機P-2J × 4機、P-3C × 4機です。私は対潜ヘリコプターのパイロットとして護衛艦しらゆきに乗り組んで参加しました。 海上自衛隊は唯一非英語圏からの参加国でしたが、訓練中は毎日英文で各国参加部隊に訓練関連の電報が届くので、四苦八苦しながら解読した記憶があります。
ハワイで訓練の後サンディエゴに入港

海上自衛隊の参加艦艇はハワイ周辺での合同演習に参加した後、アメリカ西海岸のサンディエゴ米海軍基地に入港して、地上の訓練施設などで訓練しました。入港中の休日はパイロット仲間とサンディエゴ市内にある航空博物館を訪れました。館内のショップで購入したのがこの時計です。この頃が懐かしく、ずっと使っています。
分解して修理します

時計には特殊な形状のネジが使われていました。

ピッタリのドライバーがありませんでしたが、この形状のドライバーを差し込んでネジを取り外すことができました。
針のずれを修正しました

時計のカバーを外すことができました。長針と短針のズレを修正できました。

この時計をよく見てみたら、カナダで作られたことが判明しました。 現在では掛け時計や置時計は、日本以外では中国や東南アジア製の製品が多いですね。 カナダ製は貴重だと感じて、ますます愛着が湧いてきました。

時計の汚れは「メガネレンズクリーナー」を使って綺麗にしました。

見た目が奇麗になり、針も正確に時間を示すようになった時計を、2階洗面台上の定位置に戻しました。 この時計はこれからもずっとここで時を刻んでくれるでしょう。ではまた
横須賀の風景

観音崎県立公園の花の広場です。県に依頼されたと思われる造園関係者が、花壇の整備をしていました。

数日後に再び訪れてみました。手前の花壇が奥の木材を使った従来の花壇から、材質がコンクリートと思われるガーデンブロックに替わりました。

綺麗な花壇になりました。手前の花壇ではコスモスが咲いています。

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