ガレージで時を刻んでいる時計のゼンマイが壊れました

ガレージ内の時計

ガレージ内で動いているゼンマイで動く壁掛け時計です。私がまだ子供だった頃からありますが。親父が物置の隅に片付けて数十年止まっていました。このガレージを建てた10年前に物置にあるのを見つけて、また使い始めました。ガラスのカバーはずっと前に無くなってしまい、時計の針が剥き出しですが半世紀以上もの間、時を刻んでいて愛着があります。

最近見た目と動作がおかしくなりました

この時計は1度ゼンマイをいっぱい巻けば1か月動き続けます。ところが最近強く巻くと「ガチャ ガチャ ガチャ」と大きな音がするし、4~5日くらいで止まってしまいます。 よく見たら、今まで見たことが無かった部品が飛び出していました。

不具合の原因が判明しました

時計を壁から外して、下からライトを当てて中を見てみました。なんと、2個あるゼンマイのコイル状の板バネの1個がちぎれたように壊れていました。2個のゼンマイは1個が時計を動かすため、もう1個は時を知らせる音を鳴らすものです。壊れたのは時計を動かす方のバネでした。実は毎時に「ボーン」と音で時刻を告げるのは近所迷惑になるから、そのゼンマイは巻いていません。 壊れたコイル状のバネを正常なバネと交換すればいいのでしょうが、私にはその技術がありません。

修理に挑戦してみます

ちぎれてしまって、ネジを巻いても空回りするバネを何とか固定しようと思いました。電動ドリルで穴を開けようと試しましたが、予想通り固い板バネに穴を開けることはできませんでした。

別の方法を考えました

次に考えた案は、空回りしないようにコイル状のバネの一部を針金で縛る方法です。ステンレス製の針金で縛ることにしました。

コイル状のバネの外側3枚を針金で縛りました。

滑って空回りしないように、きつく縛って固定します。

空回りしないように固定パーツにも針金を通して、コイル状のバネを縛りました。

時計は壊れてからは強くネジを巻くとコイル状の板バネがクルクルと空回りしてしまうから、ネジを巻いても4~5日しか動きませんでした。 針金で縛ってからは、バネのネジを巻いても空回りがしなくなり、20日以上動くようになりました。 横須賀市内にも古い時計を修理してくれる店があるので、本格的な修理も考えましたが、この時計は半世紀以上も動いてくれたから、動かなくなったら修理せずに天国へ行ってもらおうと思います。 ではまた

横須賀の風景

最近の暖かさで県立公園の花壇も賑やかになってきました。チューリップのエリアでは葉が一斉に地面から出てきました。

どんな色のチューリップが咲くのか、今から楽しみです。

Pocket
LINEで送る
Facebook にシェア

コメント