歴史あふれる浦賀をめぐる

観光のパンフレットです。地元の横須賀市浦賀のドッグ跡を中心とした、観光イベントを実施しています。

浦賀ドッグは、1853年のペリー来航後、江戸幕府がこれに対処するため浦賀造船所を設置したのが始まりです。戦前は駆逐艦などの軍艦を建造、戦後は海上自衛隊の護衛艦、練習帆船「日本丸」などの建造に携わってきましたが、2003年にその役目を終えました。その後は資材置き場等に活用されてきましたが、今年の3月に、浦賀ドックとその周辺部は住友重機械工業から横須賀市に無償で寄付されました。

これを機会に観光価値としての存在が一気に高まりました。私も横須賀市民として、日頃は高い塀の外からしか見ていなかった浦賀ドッグ跡地を見学したいという気持ちが高まったのです。今回は、ドッグ内を自由に見学するとともに、パンフの一番下にある、「咸臨丸」クルーズに7日((日)参加してきました。

咸臨丸は3本マストの観光船です。私は精巧な帆船模型を何隻も作製しているので、ロープの取り回しに関心がありました。

0830から受け付け開始と聞いていたので、その時間に合わせて大型バイクで旧ドッグ内の無料駐車場に乗りつけました。すでに、チケット販売所の前には多数の客が並んでいて、人気の高さをうかがえました。

チケット売り場の横では、多数のキッチンカーが準備を始めていて、気分が盛り上がってきました。

咸臨丸が横付けしているのは、駐車場があるメイン会場の対岸です。咸臨丸の乗船切符を購入すると、スタッフの案内で、真っ白な観光船に乗って約5分で対岸へ移動しました。この白い船は普段は横須賀市の沖合にある「猿島」に客を乗せている船だとのことです。

対岸に到着しました。咸臨丸を近くで見ると、マストや帆、索の取り回しはほぼ実物の帆船と同様ですが、箱根芦ノ湖の海賊遊覧船と同様に全てダミーで実際に帆を広げて帆走することは無いと解ります。それにしても、本物の帆船と見間違うほどの精巧なつくりです。

近づいてみて驚いたのは、この観光船が普段は淡路島で、うずしおクルーズに活躍しているということ。わざわざ、このイベントで6日(土)、7日(日)に活用するために、はるばる横須賀まで来てくれたのです。

乗船してみて、またまたビックリでした。船内の風景です。左はキッズルーム、右はじゅうたんを敷き詰めた、リラックスルーム、正面には、大きなテレビ画面に船の現在の状況が表示されていました。中に入ってしまうと、近代的な客船としか感じません。

トイレもピカピカです。後でガイドさんの説明を聞いて納得。今年の3月に建造された新造船でした。外見の帆船の姿からは全く想像できない、近代的な客船です。

岸壁で支援していたスタッフも「うずしおクルーズ」と書かれた作業服を着ていました。関係者の皆さんが総出で横須賀に来てくれたんだな。

ただし、出航前からアナウンスしているガイドさんは、地元横須賀の観光船で「軍港めぐり」のガイドをしている方でした。

出航前からかなり、盛り上がってきました。ここまででも、だいぶ写真を使ってしまいました。この続きは明日のブログで投稿します。またね。

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