グラインダーのガイドベースを作ってみます

親父が使っていた古いグラインダー

先週木曜のブログで紹介したグラインダーです。その存在は把握していましたが使う必要が無いと思って触ったことがありませんでした。製造年月が1976年8月で、なんと47年前のグラインダーです。それでも電源コードをコンセントに差してスイッチを入れたら元気よく作動しました。 円盤状の砥石などのパーツ交換のやり方も理解できました。そこで、使いやすくするアイテムを作ろうと思いました。

市販されているガイドベース

自作しようと思ったのは、「グラインダー ガイドベース」です。パワーがあり高速で回転するグラインダーを使う時にガイドベースを使用すれば、安全に作業が出来ます。鉄板やアルミ板を切断する時にもフリーな状態でグラインダーを持って作業するよりも、ガイドベースを切断する板に押し当ててスライドしながらの方が真っすぐに切断することが出来ます。インターネットで検索したら1000円前後で販売されています。しかし、親父が使っていた47年も前のグラインダーに合うかどうか判りません。それに、このパーツなら似たような物を自作できそうだし、自作の過程で、グラインダーの機能をより深く理解できそうな気がしました。

ガイドベースを取り付けられるようにするパーツの作成

ガイドベースをグラインダーに取り付けるためには、グラインダー側にも簡単に取り付けられるような仕組みが必要です。そのためのパーツを自作します。グラインダーのネジを使った自作パーツをつくるので、まず半透明なプラスチック板にネジの位置や形状を写し取りました。

半透明のプラスチック板に移しとった形状から、厚さ5mmのアルミ板を加工して自作したパーツを作りました。グラインダーの2本のネジを使って取り付けています。

試作のガイドベースで本物を作るための細かい調整をします

次に「本題」のガイドベースを作ります。初めての事なので、まずブリキ板で試作して、細部の寸法を決定してからアルミ板でガイドベースを作ろうと思います。

ブリキ板で作った試作品をグラインダーに取り付けてみました。思った通り、頭の中で考えたことと実際とは違う部分があり、かなり修正を繰り返しました。

ガイドベースの設計図を作りました

そして決定したのがこの設計図です。試作のガイドベースは修正を繰り返していたらボロボロになりました。

ガイドベースが出来ました

ガイドベースが完成しました。使える材料が自宅には3mmのアルミ板しかありませんでした。ちょっと強度が心配ですが、初めてにしてはまあまあの出来上がりです。 

ガイドベースをグラインダーに取り付けてみました。イメージ通りに出来ましたが、やはり強度がイマイチの部分がありました。

早速使ってみます

ちょうど廃棄したい灯油タンクがあったので、早速性能を確認したくて使ってみました。ガイドベースがあると直線に切断する時、とっても楽だと感じました。あっという間に切断してしまいました。

ただし音がかなり大きいので、薄い部分を細かく切断する時は金切りバサミを使いました。グラインダーは私が想像していた以上に「使えるアイテム」でした。 この古いグラインダーはゴミ処理に使うとして、工作用に最新のグラインダーが欲しくなりました。もう少しこのグラインダーを使い込んで経験を積んでから、私のDIYにピッタリなグラインダーを購入しようと思います。ではまた

横須賀の風景

31日現在東海地方まで梅雨入り宣言がされました。天気の悪い日が多くなりましたが、この時期一番元気な植物は紫陽花ではないでしょうか。横須賀美術館脇の道には、赤、青、白等色とりどりの紫陽花が見ごろとなっています。

美術館を半周 囲むように咲く紫陽花は本当に見事です。美術館の見学者も足を止めて眺めたりスマホで写真撮影していました。

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