横須賀鴨居八幡神社例大祭は、熱気に包まれたお祭りでした

早朝から朝陽が眩しい神社

7月29日(土)、30日(日)は、コロナが収まり4年ぶりに地元の横須賀鴨居八幡神社で「例大祭/お浜降り」が行われました。 我が観音崎町内会も大人神輿、子供神輿、山車をくりだして子供から年配者まで祭りを楽しみました。 そもそも我が町内会が出来たのは、京浜急行が宅地造成して両親たちが移り住むようになった44~45年前です。親の代から町内会がスタートし、ほどなくして町内会の有志が鴨居神社の氏子になったようです。私はその時 地元を離れて自衛官として勤務していて、親父から観音崎に引っ越したことを聞きました。昔からの町内会は立派な神輿や山車を持って祭礼に参加していましたが、わが町内会はゼロからのスタートで、30年以上前に有志が町内で寄付集めをして神輿を購入しました。私は自衛官で約2年ごとに全国各地を転勤していましたが親父からの頼みもあり、35歳くらいから夏休暇は祭礼に合わせて帰省し、神輿を担いできたのです。

これは7月29日(土)の夜に神社へお参りに行って、鳥居の上に輝いている月を眺めた時の1枚です。鴨居神社は鴨居港から道路を挟んだ陸側にあります。 鴨居は昔漁村だったので、今でも祭礼のクライマックスは「お浜降り」といって各町内会の神輿が神社前の浜に降りて気勢を上げるのです。

本祭が始まりました

30日(日)の朝、観音崎町内会館の神輿蔵から神輿が出てきました。午前のスケジュールは観音崎海岸への「お浜降り」です。 これは近年(といっても15年くらい前から)になって始めた行事で、10町内あるうち鴨居神社より東側の5町内会が参加します。

大きなトンネルを通過すれば観音埼の海岸です。神輿や山車がトンネル内を通過する時は、一般車は迂回してもらいますがバスだけは通します。神様が乗っている神輿ですが、端に避けてバスを通します。

第4駐車場に5町内が集結

トンネルを抜けると観音崎公園の第4駐車場があり、ここを貸し切って5町内の神輿や山車が勢ぞろいするのです。

5町内会の神輿が整列しました。今年は腰越町内会の指揮のもと、動きを合わせます。鴨居神社前はそれほど広い場所が無いから、神社前海岸への「お浜降り」を除けば、ここでの集合が一番見応えがあります。

駐車場での行事が終わり、観音崎の浜に向かって神輿が移動します。

観音崎海岸へ「お浜降り」

5基の神輿が浜に降りました。三軒家町内会の神輿だけは海に入っています。周辺では海水浴客が泳ぎながら,浜辺ではテントを設営したバーべーキューの客たちが物珍しそうに眺めています。

午後は10町内が鴨居神社へ

午後になり10町内会の神輿や山車が鴨居神社に集結しました。由緒ある町内会から順番に神輿や山車を披露します。我が観音崎は新しい町内会なので9番目の登場です。花笠を被って整列しているのは各町内会の氏子総代の皆さんです。

神社前の浜で神事

その後、神社神輿を海岸のお仮屋に据えてお神楽をあげます。宮司や氏子総代達が神社から浜へ降りて行きます。

天狗も出てきました

神社の神輿です。近年 化粧直ししたのでメチャ綺麗です。年番の町内が担いでいます。10年に1度観音崎町内会に番が回ってくるので、私もこの白装束とハチマキをして2度担ぎました。

大勢の観客が見守る中で、神社神輿の前で祝詞があげられています。

いよいよお浜降りが始まりました

神事が終わり、フィナーレが始まりました。各町内会の神輿が浜に降りてきます。

三軒家町内会は神輿が濡れそうなくらい、海に入っていきました。我が観音崎の神輿は重量があり、足元が不安定な場所へ行くと危険なので、ひざ下が濡れるくらいまでしか海に入らないのです。神輿が海水で濡れると後の手入れが大変ということもありますね。

 4年ぶりの祭りは、凄い熱気に包まれて盛り上がりました。コロナ前まで私も神輿を担いでいましたが、今回は腰痛の不安があり年齢も考えて応援にまわりました。今回の祭りで感じたのは、ずっと祭りに参加している若い女性が結婚して旦那さんも連れて参加したりして、初めて見る若い人も多く頼もしいなと思いました。中にはアメリカ人と結婚してアメリカで生活している女性が、祭りに参加するために家族で休暇を取って日本に帰省した例もあり、みんながこの祭りを楽しみにしているのですね。4年ぶりに会う仲間もいて、話が盛り上がりました。また来年の祭りが楽しみです。ではまた

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