本格的な木製の帆船模型にチャレンジします

南極からの帰りにシドニーで買った模型です

2001年3月に砕氷艦(南極観測船)「しらせ」で南極での支援が終わり、オーストラリアのシドニーに寄港した時に、現地の模型ショップで買った木製の帆船模型です。 定年後にのんびり造ろうと考えていましたが、とうとうその年になったので造り始めようと思って棚から出してきました。 ネットで調べてみると購入した模型はAMATI「アマティ」というイタリアのメーカーの物でした。130年の歴史を誇るメーカーで、世界の様々な地域の様々な時代の船を扱っており、比較的まとまりのよい大きさの模型を展開しているようです。私が造ろうとしているモデルは初心者用とのことで、少し安心しました。

箱の中身です

箱に入っていたすべての物を広げてみました。船体のキールやフレームなどのパーツは、木の板がくりぬかれています。細長い板をフレームに1枚ずつ貼り付けて船体を作っていく本格的な木製の帆船です。

私が今までに造った木製帆船です

この2隻の木製帆船は、私が「しらせ」の航海中に製作したもので、帆にはワイシャツの布を使うなどすべて自作の力作です。 船体は手前が日本人で初めて南極探検をしたしらせ中尉の「開南丸」で、厚手の板にベニア板を張り付けて厚みを確保してから削り出しました。奥の「EIDURANCE」は太い角材を用意して、船体を削り出しました。今回購入した模型のように、キールとフレームを組んでから細長い板をフレームに沿って貼り付けていく手法の経験はありません。帆やロープの作成はプラモデルの帆船からずっと経験しているから難しくないけれど、船体の作成には困難が待ち受けていそうです。

錨や大砲など多くのパーツは金属製だし、精度も申し分ない状態です。

設計図です。すべて英語かと思ったら違いました。イタリア製なので、イタリア語のようです。これでは、いよいよ船体づくりが難しくなってきました。

設計図のあちこちにパーツナンバーではない数字が記入されています。まず、この数字の正体から突き止めなくては!!

こちらはリギング(ロープや帆の取り回し)の説明です。こちらは作るのに慣れているから言葉が判らなくても大丈夫です。

原寸大の図もありました。横幅1000mmの用紙に書かれています。バウスプリット(船首から斜め前方に突き出たマスト)が長すぎる感じがします。これはもう少し短くして全体のバランスを取る必要がありそうです。ロープの取り回しはシンプルで、これまでの経験通りにできそうです。

船名は「アドベンチャー」で17世紀から18世紀初頭にかけて活躍した海賊船です。完成した模型は当時の海賊船の雰囲気がシッカリ再現されていますが、さて、この写真のような出来栄えになるでしょうか!? 今はなんでもネットで調べられるので、慌てずにジックリ模型作りを楽しもうと思います。次回は作成にあたっての準備の投稿をします。ではまた

我が家の近況

ご近所から取れたてのタケノコを2本もらいました。1本剝いてみました。ずいぶんかわいい姿になりました。

タケノコは調理できる姿になるまで皮を剝くと、こんなに皮が出ます。

妻が料理してくれました。頂いた取り立てのタケノコをすぐに調理したので、くせが無く柔らかくてとっても美味しかったです。

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