鴨居神社の齋灯(さいと)「どんど焼き」

横須賀市の鴨居港に隣接する「鴨居神社」です。 社伝には、養和元年(1181)に創建と説明されています。我が家とも深い繋がりがあり、親父は町内会で氏子の総代を務めていたし、子供たちの初節句などの祝い事でもお世話になりました。私も親父から引き継いで、氏子会に入っていて祭礼などの行事に参加しています。

数日前に、玄関まわりに正月中飾っていた門松や、下駄箱の上に長い間並べていた縁起物の紙製置物を、神社に持っていきました。

神社の納所には、各家庭で飾っていた正月飾りやダルマ、古いお札が積み上げられていました。

この写真は「 齋燈(さいと)」 の前日の様子です。鴨居神社正面の海岸に門松やしめ縄などの正月飾りや前年のお札、お守り、破魔矢、縁起物などが、綺麗に積み上げられました。

 

「 齋燈」は15日朝8時から始まりました。  鴨居神社宮司が神社内で採火された火を持って神社から出てまいりました。

道路を渡って浜に降りて行きます。 宮司の次に、神社内で採火された火が続きます。我が家は26年前、実家を壊して更地にして、今の家を建築しましたが、その時地鎮祭に来ていただいたのは、その時宮司をされていた今の宮司のお父様でした。

各町内の氏子が並んで迎え、宮司が祝詞(のりと)を上げます。間もなく点火です。

点火されました。

浜には「 齋燈」 を一目見ようと、大勢の人々が集まりました。 かつて日本では、月の満ち欠けを1ヶ月の基準としていて、人々は満月となる旧暦の1月15日に当たる日を”1年の始まり”である正月として祝っていたそうです。 

火の勢いは物凄くて、10分ちょっとで燃え尽きました。 今年が穏やかな一年になることを願いつつ、浜を後にしました。ではまた

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