オフロードバイク(ヤマハWR250R)は点火プラグ交換が大変です

9年目にして初めてプラグを交換します

2014年の春に購入したヤマハWR250Rです。走行距離は2万㎞になりましたが、エンジンの調子がずっと良いままなのでプラグをいじることはありませんでした。10代から20代の頃乗っていたバイクは、プラグがかぶって不調になった時や、もっとパワーが欲しいと思った時などに、プラグを外して清掃したり中心電極と接地電極の間隔をチェックして火花が良好に飛ばせるようにしました。

カバーを取り外してもプラグが見えない

エンジンの調子は良いのですが、9年間で2万キロ走ったからそろそろ交換しようと思いました。昔の感覚で点火プラグを外そうとしましたが、プラグがどこに付いているのか全く見えません。仕方なくサイドカバーやシート、そしてガソリンタンク横のカバーも外しました。それでもまだ点火プラグが確認できないので、その日はあきらめて翌日、もう一度チャレンジすることにしました。

ガソリンタンクも動かすことにしました

今度はガソリンタンクまで外したいのですが、燃料パイプや電気ケーブルまで外すのは大変です。パイプやケーブルが折れ曲がったりねじれたりしないように、バイクをガレージの中心に置いて、天井に置いてあるハシゴにロープを通してガソリンタンクを吊るしました。

やっと確認出来ました

ガソリンタンクを持ち上げて、真上からエンジンを覗いてみました。やっとプラグキャップを確認することが出来ました。こんな位置に取り付けてあるんですね。

取り外す前に周囲を清掃します

エンジンを9年間いじったことが無いから、プラグ周辺には細かい砂や汚れが付いています。この状態でプラグを外すとエンジン内にその砂や汚れが入ってしまうので、コンプレッサーを動かしてエアで吹き飛ばしました。 缶に入ったスプレー式エアダスダーより空気圧が強いから、大粒の砂や張り付いているゴミも飛ばしてくれました。

プラグキャップは素手で外そうとしても動きません。仕方なくロッキングプライヤーを使い、プラグキャップを傷めないように力を手加減しながら引き抜きました。

奥深くに取り付けてあるプラグ

プラグはエンジンヘッドの奥深い場所に取り付けられていました。プラグレンチだけでは長さが足りません。プラグレンチに17mmのソケットを取り付けて長くしてプラグを取り外しました。

プラグ交換が出来ました

プラグが取り外せました。新品と比べると汚れているのが解ります。それでも9年も手入れせずに高性能をキープしてくれたんだから、凄いです。

間違いなく元に戻すための工夫

外したネジは順番に並べています。直径が同じでも長さが違ったりするから、間違えて取り付けると強度に影響したりネジがボディに届いていなかったりという不具合が発生します。新品の点火プラグを取り付けた後、元に戻す時は逆から取り付けて行けば間違いなく復旧できます。写真のようにネジを入れる容器を準備しておくと、便利だし間違いなく順番に並べられます。

カバー類はふだん手が届かない場所も綺麗にしてから取り付けました。

作業が完了しました

元通りに復旧できました。新品の点火プラグに替えたら出足や加速が良くなりました。もともとパワーがあるバイクですが、気が付かないくらい少しずつ性能が落ちていたんですね。やはり点火プラグはエンジンの要です。ではまた

横須賀の風景

県立公園にはたくさんの葉が生い茂った木が2本あります。大きな木でその下にはベンチが置かれ、夏でも涼しく過ごせます。

この木はブナ科の「スダジイ」です。秋になると細長いどんぐりが実ります。

この木はクスノキ科の「タブノキ」です。夏に黒紫色に熟す実は小鳥たちの大好物です。

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