母の和ダンスを解体してみました

桐のタンスです

母親が結婚するときに婚礼家具として祖父母が持たせてくれた和ダンスです。母親は大きな農家の10人兄弟の長女です。戦前はたくさんの小作人を抱えた農家で、敷地には大きな蔵が今でもあります。 祖父母やおふくろの思いが詰まった和ダンスですが、引っ越しのたびに傷みが出て、よく見るとあちこちが痛んでいます。買い取ってもらうことも考えましたが、インターネットで検索してみると程度の良い状態でもせいぜい2~3万円のようです。安く引き取られるより、自分で分解して板をDIYで使うことにしました。また何かに生まれ変わって我が家で使われるほうが、タンスの供養にもなると考えました。それにしても引き出し全部に鍵がついています。こんな家具、今では作っていないでしょうね。

ガレージで解体作業をします

引き出しを外してガレージに運びました。本体も3つに分解できるので、一人でも楽に運べました。引き出しの中には着物もたくさんありましたが、すべて処分しました。

分解作業を始めます。作られて70年前後が経過していますが、しっかりした造りで引き出しは古さを感じません。

解体を始めたら当時の物造りに感動しました

分解作業を始めて驚きました。板同士の接合には釘などの金属が使われていません。すべて「木製のくぎ」で接合されています。

本体を分解しても、金属が使われているのは本体同士の接合部分だけで、板同士は「木製のくぎ」が使われていました。こんな造りは初めて見ました。

だいぶ分解できました。とげのように「木製のくぎ」が板から飛び出ています。凝った作り方で丁寧に仕上げられていると感じました。普段私がやっている板同士の接合は金属ネジと電動ドライバーを使うやり方ですが、それに比べてはるかに時間がかかる作り方ですね。昔の職人の物造りへの情熱が伝わってきました。中古品買い取りに出さず、自分で解体してみて得るものが多かったです。

鍵を含めて金属は薄い板を使っていました

金属部分は引き出しのとってや施錠の鍵本体などです。戦後間もない時期の作品なので金属はまだ貴重だったようで、鍵本体も薄い鉄板で作られていました。

分解した板に残っている「木製のくぎ」は邪魔なので、反対側からハンマーでたたいて取り去りました。 当時の職人さんは、これだけの「木製のくぎ」を作るだけでも時間がかかったでしょうね。「木製のくぎ」は板の厚さや用途に応じて大小さまざまです。

解体作業が終わりました。大小さまざまな「DIYに使える板」が確保できました。しまっておく場所を空けるのに、ガレージ億の倉庫を整理しました。全部格納できましたよ。 ではまた

横須賀の風景

東京湾を外洋に向けて航行中のヨットです

帆に「JPN7064」と書かれています。ネットで検索したらJSAF外洋東京湾登録艇一覧の中に「JPN7064」がありました。

Sail No.            Boat Name       Type                                             
​JPN 7056        VINGILOT         OCEANIS 30.1
JPN 7064        ZZTOP            Dehler 30OD
JPN 7083        SAHARA            Melges 24

これ以上のことは解りません。レースに出場するヨットなのですかね!?

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